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柿の木がシンボルの隼神社と美仏・延命地蔵尊

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奈良市の中心街である、小西さくら商店街を南に下った場所に位置する隼神社(別名 椿本神社)をご存じでしょうか。

 

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御祭神 角振隼総別命

配祀 市寸島姫命

創建 舒明天皇の時代(おおよそ630年代) 

歴史

茅渟王に奉勅して現在の地に祀ったとされている神社です。

平安遷都に伴い分祀されて平安京中の隼神社になったとされています。(これには、諸説あり)

御祭神の角振隼総別命は、角振新屋町というこの地名の由来ともなった神様です。


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小さな境内には御神木である、柿の木か植えられています。

小さな神社ですが、街角の一息つける癒しの場所といったところでしょうか。
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南振町から椿井、東城戸、南城戸、京終町に続く道を中街道と読んでいるとの立札がありました。

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隼神社の隣にいらっしゃるのは、延命地蔵尊。

ご本尊は、奈良市指定文化財にもなっている、木造地菩薩半跏像(鎌倉時代)です。

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奈良町では、寄り合いの場である会所と、そこに祭られる神仏への信仰が、町民の結び付きを現し、拠り所となってきました。

この建物も角振町の会所で、中に地蔵像、隣に隼神社を祭っています。

本尊は、左足を下ろして坐る、はんがという形式のお姿です。

鎌倉時代前期の作で、非常に均整のとれた貴重な美仏となっています。

 

残念ながら扉が閉まっており、仏様を直接は拝めませんが、手を合わせると心地よい気持ちになれるお堂です。

延命のご利益にあやかりたい方におすすめいたします。

 

住所  奈良県奈良市角振新屋町44