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聖林寺の美しい御朱印と見どころを紹介!美仏に癒されませんか

コロナや物価高の影響で仕事がうまく行かず悩んでいませんか。今日はそんなあなたに、奈良県桜井市にある聖林寺をご紹介します。

聖林寺は、心を癒してリフレッシュさせてくれるパワーを持ったお寺です。

聖林寺の美仏・十一面観音様の御朱印は、眺めているだけで心に希望や喜びをもたらしてくれるでしょう。

また、見どころとして優しい雰囲気のご本尊や、境内からの素晴らしい眺望についてもご説明します。

美仏に癒されて、あなたの悩みが解消し、前に向かって歩めますように。

地域の寺社と密接な関わりがあった!聖林寺略記

聖林寺は、712年(和銅5年)に談山妙楽寺(現在の談山神社)の別院として、藤原定慧が建てたといわれています。

談山神社多武峰にあり、大化の改新ゆかりの神社としても有名な場所ですね。神社そのものは山の中に鎮座していますが、その大鳥居は聖林寺よりも低い場所にあります。

JR桜井駅から談山神社までは『多武峰街道』と呼ばれ、聖林寺と共にかつて多くの参拝者で賑わっていた参道でした。

談山神社 大鳥居

聖林寺は、子安延命地蔵をご本尊とし、安産・子授けのお寺としても大変有名です。特に真言密教を要所とした聖林寺独自の御祈祷は、大変ご利益があるといわれています。

1868年(慶応4年)、大神神社から聖林寺に移された十一面観音様は、今日に至るまで多くの人を惹きつけてやまない存在です。

こうして辿ってみると、聖林寺がこの地域に古くから根付いており、他の神社とも深く密接に関わっていることがわかりますね。

美仏・十一面観音様の御朱印

芸術的な美しさに魅了される限定御朱印

細部まで緻密で美しい文様が描かれている御朱印です。

かつて十一面観音様の背後には、煌びやかな光背が存在していました。この御朱印は、現在残っている光背部分を金で箔押ししたものです。

光背は大部分が失われ、かろうじて原型をとどめているにすぎません。しかし、ミロのヴィーナスのように、欠損しているからこそ、芸術的で美しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

不完全な状態が、まるで人間のようにも見えて、親近感が湧く方もいるかもしれません。

紙の繊維が透けて見える紫色の台紙が、光背をより際立たせており、神秘的な美しさを持った御朱印です。

こちらは、十一面観音様、東京国立博物館出座記念の限定御朱印で、料金は800円となっています。聖林寺の文字が書かれたクリアファイル付きです。

注)こちらは限定御朱印ですので、拝観時期によっては授与が終了している可能性があります。

手持ちの御朱印帳にも欲しい!通常の御朱印

左は本堂横の寺務所でいただける、通常の御朱印です。

物腰の柔らかい、女性の住職が丁寧に対応してくださいました。

こちらは一つ300円ですので、ご予算に合わせてお選びください。

手を合わせて拝めば、悩み事も忘れさせてくれるような美しい御朱印です。

寺務所

参拝のお供にいかがでしょうか?聖林寺限定御朱印

写真左と真ん中は、パッと目を引くかわいらしさがある、聖林寺の手ぬぐいと手ぬぐい御朱印帳です。

聖林寺の境内に咲く花々が描かれた花模様と、南天や花喰い鳥などの風景がデザインされた小紋柄があります。

堂内には手ぬぐいの掛け軸がかけられていましたが、長い間飾ってあったのでしょうか。表面が色あせたおかげで、却って風合いが増しており、落ち着いた雰囲気のお堂にとても合っていました。

手ぬぐいの御朱印帳も、使えば使うほど色が落ちて味が出るかもしれませんね。

他にも、十一面観音様の光背と天平文様をアレンジして描かれた御朱印帳(写真右)が、大中合わせて2種類ありました。煌びやかな絵柄は、授与品の中でもひときわ目立つ存在でした。



さいながらも見どころいっぱい聖林寺

安産・子授けで有名なご本尊が安置されている本堂

趣のある本堂の入り口を入ると、真ん中に大きな子安延命地蔵菩薩が鎮座されています。左右には掌善・掌悪童子を従えており、江戸中期に聖林寺の僧によって造られた、丈六の大石仏です。

子安延命地蔵菩薩は、手を合わせていると不思議と優しい気持ちになれます安産や子授けのご利益がありますが、予定のない方であっても、安らぎと癒しを与えてくれる石仏です。

子安延命地蔵菩薩の左側のお厨子には、穏やかな気持ちにさせてくれる阿弥陀三尊像が安置されています。右側の如来荒神座像は、背光の細やかさが見事でした。

絶対に外せない見どころ!観音堂

本堂を拝観した後は、いよいよ観音堂へ。お堂へ向かう階段前には、改修前には無かったロッカーが設置してありました。

観音様のガラスケース保護の為、貴重品以外はこちらに預けておきましょう。

急な階段を登って行きます。鶯の鳴き声も聞こえてきて、気持ちが良かったですよ。

観音堂手前の扉前に到着しました。ここから先は撮影禁止です。

鉄の重い扉を開けると、中には木の扉がもう一つあり、入り口が厳重になっていました。

わかりづらくて申し訳ないのですが、左は内部の様子を図に表したものです。

以前の観音堂では、十一面観音様の前にガラスがあり、近くまで行けませんでしたが、現在は内陣まで上がれます。

十一面観音様の真近くまで行ける上、ガラス越しですが、360度像を眺められるようになっていたのです。これには感動しました!

十一面観音様の像は、木心乾漆像・天平時代の作で国宝に指定されている大変貴重なものです。

今は観音様のみが残っているだけですが、かつては後ろに光背や板絵がありました。また、四天王に守られた上、周りに多くの仏像が立ち並んでいました。

絢爛豪華な像だったのでしょうね。

像の中で最も美しい部分は、指の動きだといわれています。第一関節までのぷっくりした形は、確かにとてもきれいでした。

さて、今まで観音様について説明してきましたが、肝心の見た感想ですが・・・正直言ってうまく書けません。

なぜなら、あまりの神々しさと美しさ、優しさに魅了されてしまい、その時の感情をうまく言葉できないからです。

言葉にならないほどの感動、究極のヒーリングとは、このことかもしれません。気が付くと、自然に涙がこぼれていました。

観音堂を出るときは、心身ともに楽になっていて、すっきりした気持ちでした。

この感動をぜひあなたにも体感して欲しいと思います。

白洲 正子が大和、近江、京都などの十一面観音様を巡礼し、その魅力に迫った一冊です。観音様をより深く知りたい方に、いかがでしょうか。

パワースポットを一望できる!聖林寺の縁側

聖林寺にきたなら、押さえておきたいスポットがこちら、本堂東側にある縁側です。お天気のいい日には、三輪山箸墓古墳等彌神社などの有名なパワースポットが一望できます。

のどかな田園風景と、おいしい空気に包まれていて気持ちがいいですよ。

縁側には、座布団が置いてあります。絶景を眺めながら、座禅や瞑想をしたら身もも軽くなって疲れが取れそうな気がしますね。

お時間がある方は、本を読むなり、ボーッと過ごすなりゆっくりされると良いかもしれませんね。



いっぱいで空気も美味しい境内!その他の見どころ

まとめ

聖林寺御朱印や見どころについて紹介しました。

聖林寺は、あなたの抱えている悩みを解消し、心を癒して希望を与えてくれるお寺です。

観音様との結縁の証である御朱印を大切にしていると、自然に感謝する気持ちが沸いてくるかもしれません。感謝の気持ちを持ち続ければ、穏やかで前向きな日々を過ごせるのではないでしょうか。

ぜひ聖林寺に足を運んで心を楽にしてみませんか。

聖林寺
場所:〒633-0042 奈良県桜井市下692
電話番号:0744-43-0005
拝観時間:9:00 ~ 16:30(年中無休)
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